2011年8月15日月曜日

飛鳥時代に思いを馳せる : 林間学校 2011 in 石川&京都&奈良 4日目 (8月8日)

林間学校4日目 - 2011年8月8日(月) 晴れ

この日の朝もお掃除から始まりました。

ただ昨日のお掃除と異なる点は、この日が「グリーンパル南山城(京都府立南山城少年自然の家)」を退出する日だったため、割り当てられた場所だけでなく、使用した部屋もきれいにする必要があったことです。

バッグに荷物をまとめて廊下に出し、男の子たちが掃除機をかけ始めました。
が突然、掃除機から「グガッ、グガー」という大きな音が鳴り出し、急いでスイッチをOFFにしました。

どうやら大きなゴミを吸い込んだようです。

吸い込んだ本人曰く、「掃除機で吸っても大丈夫だと思った」とのこと。

掃除機の管に詰まったものを取り除いてみると、それは水泳帽子でした。

水泳帽子を掃除機で吸い込んで大丈夫だと思ってはいけません!!



何とか掃除と部屋のチェックが終わり、バスに乗り込む準備ができました。



記念撮影をした後、次の滞在先「国立曽爾青少年自然の家」へ向けて私たちを乗せたバスが出発しました。

当初の予定では、この日の午前中、「グリーンパル南山城(京都府立南山城少年自然の家)」の体育館で卓球をすることになっていました。が、何と!当日の朝に「うちには卓球台はありません」と言われたのでした。

仕方なく予定を変更して、自然の家を早めに出て、国営飛鳥歴史公園へ行き、そこでお弁当を食べたり遊んだりすることにしたのでした。


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国営飛鳥歴史公園とその周辺には、飛鳥時代に活躍した人物の古墳や天皇陵、遺跡や史跡が数多くあります。

私たちは公園に到着するとすぐにお弁当を食べ、





その後、昆虫や小動物を探したり、近くを散策したりしました。





ぴかぴか光るメタリックなカナヘビや、



クマゼミ、



最近では珍しくなってしまったタマムシ(の死骸)などを見つけて喜んでいました。




しばらく遊んでから、私たちは高松塚古墳と高松塚壁画館の方へ歩いて行ってみました。

高松塚古墳(たかまつづかこふん)は、奈良県高市郡明日香村(国営飛鳥歴史公園内)に存在する古墳で、藤原京期(694年~710年)に築造された終末期古墳。
直径23m(下段)及び18m(上段)、高さ5mの二段式の円墳で、1972年に極彩色の壁画が発見されたことで一躍注目されるようになった古墳です。


(高松塚古墳の前で記念撮影)

この古墳のすぐ近くにある「高松塚壁画館」に入ってみました。



ここには高松塚古墳より発見された石槨内部の模型と、永久保存が図られている高松塚古墳の出土品(模造)や壁画の模写が展示されています。

内部での写真撮影は禁止されていたので写真は1枚もありませんが、下の壁画は教科書にも載っていて大変有名ですよね。



灼けるような夏空の下、草原を全力疾走中。暑かったけど、のびのびと自然を味わえた明日香村でした。





このあと私たちはバスに乗って、ゆっくり左手に「天武天皇・持統天皇陵」を見ながら出発しました。


(天武・持統天皇陵)

この辺りには他にも、石舞台古墳(蘇我馬子の墓と伝えられるわが国最大の方墳)や聖徳太子の生誕の地とされている場所、大化の改新の舞台となった「伝板蓋宮跡(でんいたぶきのみやあと)」、蘇我入鹿首塚(そがのいるかのくびづか)など、見てみたい場所はたくさんあったのですが、それはまた各自次の機会といたしましょう。

バスで少し行くと、天香具山(あまのかぐやま)が左手に見えてきました。

持統天皇の歌「春過ぎて夏来たるらし白たへの衣干したり天香具山」で有名です。

その歌を知っている小学1年生もいてびっくりしました。百人一首に詳しいのかな。

天香久山(あまのかぐやま、あめのかぐやま)は、奈良県橿原市にある山で、標高は152.4メートル。
古代から「天」という尊称が付くほど、最も神聖視されてた山です。


(天香具山)

次の滞在先である「国立曽爾青少年自然の家」に到着しました。




(壁を見るとよじ登りたくなる子どもたち)



ここは「国立能登青少年交流の家」と同じ国立の自然の家なので、子どもたちは「ジュースがいっぱい飲める」と期待していたようですが、残念ながら、夕食時にジュースのマシーンはありませんでした。(ここでは朝食時にオレンジジュースだけが飲めました。)

夕食と入浴を済ませた子どもたちは、この夜も算数パズルで頭を鍛えた後、眠りにつきました。
 

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