2009年11月21日土曜日

玩具か?、教具か?

「まなそびプレックス」に置いてあるものを、私たちはこれまで「玩具」とか「おもちゃ」と呼んできましたが、先日、ある保護者さまから鋭いご質問を受けました。

それは、「ここにあるものは玩具ですか? それとも教具ですか?」というもの。

子どもたちは、どんなものでも(廃材であるペットボトルやそのキャップなど)おもちゃにして遊ぶことができます。
その意味では、玩具・おもちゃと呼んで間違いないでしょう。

しかしながら、まなそびプレックスに置いてある多くのものは「ラーニング・マテリアル」・「教具」として(教具専門店から)購入しているものです。

しかもその中から、できるだけ「論理的思考力」や「空間把握能力」の育成に必要であろうと思われるものを選んでいます。

もし私たちが「教具である」と言う場合には、いくつかの(設定された)条件のもとで、あるゴール・目的に向かって使用する必要があるでしょう。
どんなに素晴らしい教具であっても、無目的的に扱い、遊ぶのであるならば、それは「おもちゃ」としか呼べないからです。

同じものであっても、スタッフや保育者のもとで、ある目的・目標をもって使用し、いくつかの助言を得ながら、カリキュラムやプロジェクトに取り組む際に使用するときは「教具」と呼べるのであり、それ以外の、自由な使用の場合は「おもちゃ」と呼べるのだと思います。

算数パズルのクラスやアフタースクールプログラムでは、これらの同じものを使用するのであっても、それを「教具」と呼んでおります。

 

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